アニメ感想 魔法少女隊アルス

昔教育テレビで断片的に見たアニメ。
原作が雨宮慶太氏ということで、気になってきちんと全部みてみることにした。

魔法使いに憧れる少女アルスが、ひょんなことから突然魔女の住む世界に飛ばされ…と
まあなんかよくありそうなお話だよねと言った始まりだが、内容としてはひたすらシビアである。

ずっと憧れていた魔法の世界だが、魔法を使うために妖精を犠牲にしていたり、魔法が出来ないものは人間界送りにされるなど、アルスの考えていた「魔法は人を幸せにするもの」という信念とは程遠い世界だった。
しかし、アルスは持ち前の元気さと強さで数々の困難を乗り越えていき、やがて魔法界に訪れる大きな危機に立ち向かっていく。

話の展開としてはずっと暗めでシリアスなのだが、アルスの元気さと明るさでバランスが取れていて、暗すぎる印象は無い。

絵柄にやや癖があるが、大人になった今見ても楽しめる名作だった。

ただ、ラストは少し駆け足過ぎたとは思う。
そこだけが惜しかった。

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