オーディションには落ちてしまったソフィアだが、練習生として劇団に所属し、舞台に立つ日を夢見て頑張っている。
自分を理解し夢を応援してくれる人、唯一本音で話せる相手。
主人公に徐々に惹かれていくソフィア。
修学旅行先で暴漢に襲われそうになる彼女。(実はジョアンの仕組んだ自作自演であったが)
そこに現れ彼女を助けたことで、その気持ちはより深くなっていった。
そしてついに、彼女の努力が実り、端役であるが舞台に立てる日が決まった。
ソフィアの初舞台を楽しみに見に行く主人公。
しかし、劇場には人だかりができていた。
初舞台の日に起きたテロ事件。
幸いにも大きな怪我は無かった彼女だが、事件のショックで声を出すことができなくなってしまっていた。
たとえ話せなくても彼女に寄り添っていたい。
そう考えた主人公は、度々彼女のお見舞いに訪れるようにした。
ある時は自分の近況を話し、またある時は優しく彼女をみつめる。
言葉に出さなくても、二人の気持ちは通じていた。
そして…
治療の効果もあり、声を取り戻したソフィア。
ただ、彼女の夢は失われてしまった。
彼女を気遣い、気分転換に散歩に誘う主人公。
そこに聞こえた来た歌声。
ソフィアには聞き覚えるのある歌。
歌声の主は、主人公の知り合いであるアンだった。
ソフィアはアンに見覚えがあるらしいが、アンは覚えてないという。
主人公は答える「恋人だ」と。
アンの気持ちを察したソフィア。
そして、アンの事も思い出す。
辛い時でも悲しい時でも、歌えば元気になれる。
そうソフィアに教えてくれたアン。
恩人であるアンの気持ち。
逃れられない自分の境遇。
歌のことも主人公のことも、叶わない夢を見るのは終わりにしよう。
彼女はそう決めたのだった。
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