トラウマを乗り越えたプリシラは、以前よりも積極的になっていた。
1人でも町の外に出られるようになった彼女は、ずっとやりたいと思っていた恩人探しを本格的に始めるのだった。
しかし、様々な方法で探すも、手掛かりは見つからない。
そこで、大怪我を負った当時のことを詳しく聞くために、王都に住んでいる両親に手紙を送るも、返事はなかなか届かなかった。
そんなある日、親友の二人が珍しく喧嘩をしていた。
喧嘩の原因は、プリシラが一人で王都へ行こうとすることについて。
手紙の返事が返ってこないので、両親に直接聞きに行くことにしたのだ。
王都へ行くのはともかく、一人で行くことはないというルーシー。
しかし、一人で行くことにこだわるプリシラ。
こうしてプリシラは一人で王都へ旅立ったのだった。
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