ソフィアのキャラ紹介ではあまり触れなかった、ソフィアとジョアンの関係性について。
主人公からするとただのお邪魔キャラに見えるジョアンだが、実はソフィアとジョアンは似た者同士なのではないかと思う。
・ソフィアとジョアン
この二人の共通点は「家族からの愛情に飢えている」という点である。
ソフィアは家族、主に父親からの愛情に飢えており、その為にジョアンと望まない婚約関係を結んでいる。
ジョアンは母親に愛されるために言いなりになっている。
そして、二人とも今のままで良いとは思っておらず、自分を変えたいと思っているものの、変えられずにいる。
・ソフィアの好きなタイプ
ソフィアの好きなタイプは「自分だけをみつめてくれる人」である。
いろんな女の子と知り合う主人公より、ソフィア一筋のジョアンのほうが当てはまっているのでは？という疑問も浮かぶかと思う。
しかし、ジョアンはソフィアを見ているようで、実は全く彼女を見ていないのである。
ジョアンが気にしているのは「母親からの評価」だけであり、母親がソフィアを結婚相手として選んだから、その意に沿っているだけである。
ソフィアも又、ジョアンの事を全く見ていない。
ジョアンが自分を見ていない事に気付いているからか、最初から望まない相手だったからかは定かではないが、この二人は婚約関係にありながらお互いを全く見ていないのである。
・可能性
本編では主人公と共に生きる事を選んだソフィア。
しかし、この二人が結ばれる未来も全くなかったわけではないと思うのだ。
お互いがお互いをきちんと見て、自分と同じような悩みを抱え、同じように愛情を必要としていると理解し合うことができれば、将来を共に生きるパートナーとなりえたのではないだろうか。
昔はただの邪魔なライバルとしか思えなかったジョアンだが、年齢を経てからプレイすると、彼もまた悲しい男なのだなと思えてくる。
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