試練を乗り越え、王の証を得ようとしたベアトリス。
だが、現れた刺客に証を奪われてしまう。
力による解決は望まない。
ベアトリスは刺客を説得しようとする。
しかし、彼には何もない。
大切な人も、家族も、名前も。
刺客としての仕事だけが、彼にとっての唯一の心のよりどころ。
そんな彼に、ベアトリスは一つの贈り物をする。
王弟は彼に仕事を与えた、それはあくまで彼を道具として扱うため。
だが、ベアトリスは彼に名前を与えた、それは一人の人間として彼を認めるということ。
リグバースで過ごし、恋をして、大切な人を見つけ、人としても王女としても成長したベアトリス。
刺客を前にしても物おじせず、大きな愛で包み込んだ彼女。
そんなベアトリスを見ていて主人公は確信した。
彼女は、王になるべき人物であると。
お嬢様のベアトリスではなく、王女ベルディエスへと戻る時。
こうして、二人の恋は終わりを告げた。
ベアトリス…彼女がこの街に居たこと、全ては夢だったのかもしれない。
そんな風に思い始めていたある日、ベアトリスがリグバースに戻ってきたとの知らせを受ける。
忘れ物を取りに戻ってきたベアトリス。
とても大切な物で見つかるまでは帰れないらしい。
あれから王都に戻った彼女は、アデルの協力もあって王弟の陰謀を打ち砕くことが出来た。
本来ならそのまま彼女が王になるはず…だが、ベアトリスはそれを選ばなかった。
実は、王の病気は王弟の企みによるものであって、それがわかってからは体調も回復した。
元気になった父にベアトリスは、再度王位を譲ったのであった。
かなり強引なやり方ではあったが、そうまでして取りに戻りたい忘れ物が彼女にはある。
そして…
これから先も、王女である彼女には別の試練が訪れるかもしれない。
それでも、大切な人と二人なら、きっと乗り越えていけるだろう。
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おまけ
新OPの絵がとても可愛い
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