TIMBER BORN ゲーム紹介と初歩的なダムの作り方

ビーバーが主役の街作りゲーム。3900円。


ゲーム紹介

人間が滅んだ世界で、ビーバー達を導いていくコロニーシミュレーション。

基本的な部分は一般的なコロニーシミュレーションだが、ビーバーが主役ということで、ダムを作るのが特徴。

ビーバー達が動き回る様子を眺めるのも楽しい

マップ上で緑の草が生い茂っている部分は、作物や樹木が育てられる肥沃な土地であり、この範囲は近くにある河川によって変化する。
近くに綺麗な水が流れていれば、その周辺は肥沃な土地になるし、近くに水がないor汚水が流れていれば、作物が育たない枯れた土地になる。

そして、このゲームの肝が、定期的に訪れる干ばつと悪潮だ。
干ばつの時期になると、水源から水が流れてこなくなり、干上がってしまう。
一方、悪潮になると、普段は綺麗な水を供給してくれる水源から、汚水が流れてくるようになる。

この二つに対応するために、ビーバーらしくダムを作る必要があるのだ。

ティンバーボーン自体が、まだアーリーアクセスで開発中なので、チュートリアルが簡素で肝心のダム作りに関しては全く触れられていない。
そこを自力で工夫していくのも良いが、楽しさにたどり着く前に諦めてしまうのは勿体ないと思うので、ごく初歩的なダムの作り方を紹介してみたい。

ダム作り

初歩的なダムの作り方。
あくまで初歩的なので、効率を考えた時にベストなやり方とは言えない部分もあるのでご注意を。

スタートするマップは滝。
このマップはダムが作り易いので、このゲームの基本を理解するのにとても適している。

まずはチュートリアルを進めて、基礎的な建物を揃えていく。
水、食料、木材の安定的な供給を目指そう。
特に木材はずっと要求されるので、多めに確保するようにしたい。

チュートリアルを一通りこなすと以下のような感じになるはず。
ここからダム作りを開始していこう。

第一ダム

まずは目の前の川に第一ダムを作成してきたい。

ダムの目標地点はこの段差。

住人たちはビーバーなので、水の中でも問題なく移動できる。
階段を作って道を繋げよう。

このゲームは道の有無でビーバーの行動範囲が大きく変わるので、現場までしっかり道を引いてあげよう。

以下の画像のように、ダムブロックを川幅いっぱいに設置しよう。
これだけで第一ダムの完成だ。

このダムを造るだけで、序盤の干ばつは十分に対応できるようになる。

ダムブロックは高さ0.65まで水を貯める機能がある

序盤はこのままでも特に問題ないが、悪潮の対応に失敗すると汚水を貯めてしまうことになるので、余裕が出来たら一部を水門に変更するなど改良したい。

第二ダム

干ばつ対策は第一ダムでとりあえずは十分なので、もう一つの災害である悪潮に対応するダムを作っていきたい。
(この構造をダムと呼ぶかどうかはわからないが、便宜上まとめてダムと呼んでいく)

悪潮が起こると普段は綺麗な水を供給してくれる水源から、汚水が流れ出てくる。
なので、流れてくる汚水をどうにかして別の水路に流さないと、街が汚染されてしまう。

滝マップで支流を作り易い場所はいくつかあるが、一番分かり易い以下の〇部分にダムを作っていきたい。

この作業の為に、堤防と水門を開発しておく必要がある。
堤防は水を完全にせき止める効果があり、水門は0-1の間で高さを自由に変えることが出来る。

以下の画像のように堤防と水門を配置する。

あくまで最低限の造りなので、余裕が出来しだい高さを増やしたい

通常時は下側の水門を開けて上の水門を閉じておき、悪潮が始まったら下の水門を締めて上の水門を開ける。

すると、以下のように汚水を別の流れに逃がすことができる。

この画像ではダムを増築して高さを増してある

この二つのダムで、干ばつと悪潮に対応できるようにはなった。
ただ、サイクルが進むにつれて干ばつと悪潮の期間が長くなってくるので、このままだと徐々に対応できなくなってくる。

その後

徐々に長くなる干ばつに対応するために、もっと多くの水を貯め込めるようなダムを作っていく必要がある。

第二ダムのさらに上流に大きめの第三ダムを作る。
これでかなり長い干ばつにも耐えられるようになった。

ダムの上部は高い水門、最下部に制水弁を設置している。
制水弁は一方方向に水を流すことのできるブロック。
手動の開閉も出来るし、自動で開閉する設定にも出来るので、使いこなせるようになると非常に便利。

手動で水門を上下させるのも好きではある

さらに上流に第四ダムを作る。
ここにダムを作ることによって、干ばつ時に水を貯める容量も上がるし、悪潮を上流から別の川に流せるようになる。

悪潮は干ばつより短い期間で終わるが、徐々に長くなっていくので、汚水を別の川に流しつつ、主流の為に綺麗な水を貯める必要性も出てくる。

これぐらい作れば、長めの災害にも耐えられるようになる。


まとめ

まだアーリーアクセスだが十分に楽しめる作品。
他のコロニーシミュレーションと比較して、地形をいじって遊ぶ要素が多い。ビーバーも可愛い。
ただ、ある程度慣れてきて、干ばつと悪潮に安定して対応できるようになると、その後が消化試合になってしまうのが現状の問題点。
そこから先にも楽しめる要素がもっと追加されていけば、まだまだ良い作品になっていくだろう。
今後にも期待できる良作。

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