・八重 花桜梨(やえ かおり) CV:村井かずさ
屋上で出会った物静かな少女。同級生だが一つ年上。
無口で他人を避けている様子の彼女。
そんな彼女を初対面から積極的に誘っていく主人公は流石と言うべきか。
主人公の鈍感力がプラスに働いているのかもしれない。
明らかに人を避けている自分に積極的に話しかけて来る主人公が珍しかったのか、彼女はその後も誘いを受けてくれる。
そうやって少しづつ打ち解けていった二人だが、スキーに行った折に彼女が足を挫いてしまう。
「大丈夫…」と強がる彼女を優しく気遣う主人公、これで二人の仲は深まった。
そう思っていたが…
次に会った彼女から出てきたのは別れの言葉だった。
ショックを隠せない主人公、だが「きっと理由があるはず」そう確信し再び彼女に話しかける。
信じたくないという思いは、信じようとしている気持ちの裏返し。
少しづつだか、彼女は主人公を信じ始めていた。
ゆっくりと、だが確実に仲を深めていった二人。
そして三年の春、彼女からある話を打ち明けられる。
他と違って咲かない桜、彼女はその樹に自分を重ねていた。
「それは違うよ、きっと花は咲く。周りより少し遅いだけなんだ」
彼女が一番欲しかった言葉だった、たった一人の信頼出来る人からの言葉。
全てを諦めていた彼女だが、もう一度頑張ってみようと決心する。
バレー部に入部した後は以前より明るくなり、ようやくかわいい笑顔をみせてくれるようになる。
主人公に対しても積極的になり、今まで抑えていた思いをはっきりと口に出してくれる。
そして卒業式の日。
二人が出会った屋上で、お互いの思いを伝えあう。
辛抱強く付き合えば、とても綺麗な花を咲かせてくれる、遅咲きの八重桜。
彼女と共に、素敵な高校生活を送ってみてはいかがだろうか。
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