ルンファクと神話
ルンファクシリーズと神話の関りを、なんとかうまく纏められないものかといろいろ考えてみたのだが、どうにも纏まりそうにないので、中途半端だが現時点で考えたことを話してみたいと思う。
※武器や防具、モンスターの名前に神話由来の物はあるが、それはファンタジー作品でよくあることなので、ここでは割愛します。
ルンファクと神話との関りについて、主人公の名前に注目して考えてみたいと思う。
まだ全然考察が足りないので、コメント募集中。
・ラグナ（初代、フロンティアの主人公）
神話でラグナと言えば、北欧神話のラグナロクが連想される。
終末の日、滅びの運命などとも呼ばれる終わりの日。
ただ、語源的にはラグナとロクで区切られ、ラグナだけだと「神々の」となる。
全てが滅ぶラグナロクではあるが、それは同時に再生の始まりとも言えなくはないので、初代のルンファクが「新牧場物語」と銘打たれたように、既存の物を破壊して新しいものを創造するという意味が込められた名前なのかもしれない。
・マイス（3の主人公）
マイスだと神話的にピンとはこないが、これは「マルス」なのではないかと思う。
マルスはローマ神話の戦と農耕の神。
バトルと農業がメインのルンファクシリーズにはピッタリとも言える。
・フレイ(4の女性主人公)
フレイといえば北欧神話。こちらも豊穣の神なのでルンファクにはピッタリ。
が、ここで一つの疑問が浮かぶ。
フレイは男神であり双子の妹にフレイヤが居る。
女性主人公ならフレイではなくフレイヤのほうが合っているのでは？と。
ただ詳しく調べてみると、フレイヤは若干女性主人公にするには良くないイメージのエピソードも多いので、そういった理由から避けられたのかもしれない。
・アレス(5男性主人公)アリス（5女性主人公）
アレスといえばギリシャ神話。
興味深い事に、ギリシャ神話のアレスとローマ神話のマルスは同一視されているらしい。
つまり、アレスも戦と農業の神ということなのだろう。
ただ、農耕神の色も強いマルスに対して、アレスは戦の神と言うイメージが強めではある。
アリスも同様に、アレスを女性っぽくアレンジした名前だと思われる。
番外編
・エリス（フロンティアのヒロイン）
フロンティアはまだ途中なのでなんとも言えない部分も多いのだが、エリスという名前はギリシャ神話に出てくる。
アレス（マルス）の妹という話もあれば妻とも娘とも言う話もありはっきりしない。
また、神話では善いエリスと悪いエリスの二種類が居るというのも気になる所。
白いエリスと黒いエリスの二人が居るのも、このあたりが元ネタなのかもしれない。
ここまでは、まあそれなりに根拠があると思っている面々。
ここからはかなりこじつけが入ります。
・レスト（4の男主人公）
北欧神話に出てくる虹の橋「ビフレスト」
フレイが北欧神話由来なので、レストの元ネタがあるとすればこれぐらいしか思いつかない。
・カイル（2の主人公）
カイルだけはどうにも神話と繋がらなかったのだが
辛うじて可能性があるとすれば、北欧神話の「カルル（カール）」だろうか？
農民という意味を持つらしいので、一応ルンファクには繋がる。
因みに2の二部主人公である息子はアルス。
こちらは普通にアレスだと思われる。
・ミストさん（初代のメインヒロイン）
みんな大好きミストさん。
北欧神話に登場する宿り木「ミストルティン」という説も十分にありうると思うのだが
ここはあえて神話そのものを指す「myth（ミス）」という説を推してみたい。
ラグナロクで全てが滅んだ後に新しい神話が始まる。ラグナとミスト。
そんな意味が込められていると考るのも面白い。
因みにmythがマイスくんの由来という説も無くはない。
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