恋人となった二人。
真面目な性格のスカーレットは、デートもきっちり計画を立てるタイプ。

やや真面目過ぎて空回りしてしまう事もあったが、それはそれで可愛らしい。

デートを重ね、順調に仲を深めていった二人。


そんなある日、スカーレットの母親が病に倒れたとの知らせが届く。
彼女の実の母親は既に亡くなっていて、今の母親は父親の再婚相手。

一度お見舞いを済ませ、リグバースに戻ってきたスカーレット。
彼女が言うには、軽い症状だというが…

実際の病名はフォルミド病。
それは根絶ちの病と呼ばれる恐ろしい病。
スカーレットの母親は治療する術もなく、もはや余命幾ばくかという状態だった。


それなら尚更、側にいたほうが良いんじゃないか。
そう感じた主人公に、彼女は義理の母親への気持ちを話す。



母親との間に距離を感じていたスカーレット。



最後は父と二人きりの方が良い、それが彼女なりの気遣いだった。
そんな折、主人公は街のお年寄りがフォルミド病について話しているのを耳にする。

フォルミド病は過去にリグバースでも流行り、シモーヌの母親、ルーシーの祖母が特効薬を作ってくれたおかげで皆が助かった。
しかし、今は誰も作り方を知らず、ルーシーの祖母も患者を優先したため助からなかった。


どうにかしてスカーレットの力になりたい。
そう考えた主人公は、以前お世話になっていた探偵のテリーさんに相談をする。

察しが良いテリーさん。
主人公が相談に来るのを見越し、予め調べてくれていた。
特効薬を作るのに必要な材料は二つ、それを集めればシモーヌ先生なら作れるかもしれないということ。
急いで材料を集め、シモーヌ先生の元へ向かった主人公だが。


特効薬を作るのに必要な最後の材料、かたむきリンゴの種。
それは、悪用すればホレ薬を作ることが出来る悪魔の果実。
現在は所持も栽培も禁止され、手に入れることが出来ないものだった。
それを知りながら、リグバースを救うために特効薬を作ったシモーヌの母。
結果、彼女は逮捕され、罪を背負ったまま亡くなった。

話を聞いていたテリーさんが、ふとひらめく。
逮捕された時に押収された材料、かたむきリンゴの種がリグバース署に今も保管されているのではないか?と。


鍵開けが得意なリュカ、見て見ぬふりをしてくれた署長の協力を得て、保管されていたかたむきリンゴの種を手に入れることに成功した主人公だが。

主人公が動いていたことを察していたスカーレット。

中途半端な期待を持たせない為に、特効薬が完成するまでは黙っているつもりだったが、仕方なく彼女に事情を説明することにした。

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